品質管理体制

品質保証課と品質管理課

当社の組織図を見ると、品質保証部に2つの課が存在するが分かります。
実は、組織図の中で、当社の品質に対する考え方が表れている箇所といえます。
2015年(平成27年)に80周年を迎えた当社ですが、実は、1984年(昭和59年)に大きな品質トラブル(強度不足)を発生させ、経営危機に陥ったことがあります。
日々積み重ねた信頼を1つのトラブルで一気に失い、会社がつぶれるかどうかという大事件にまで発展するそんな経験をいたしました。それまでは、当たり前のように、職人の勘と経験で加工していたのですが、それを教訓に、本格的に外部に対して品質を保証する取り組みを開始しました。しかし、品質保証体制の構築を進めるにつれ、単純に結果を測定する部署を作るのではなく、システム、人、生産をトータルで社内の意識改革を図る部署としなくては、お客様に対する「品質保証」はできない考えにたどり着きました。すなわち、結果としての品質保証ではなく、ものを作るためのプロセスを管理しなくては、「お客様から信頼を得る品質保証」につながらないと考え、お客様に対して品質管理項目を保証する「品質保証課」と、その結果に至るプロセスを管理する「品質管理課」が発足しました。


品質管理課の1日

予知保全の例

品質管理課は、測定するだけが仕事ではありません。品質管理項目ではないものの、社内管理項目を測定し、管理図を作っていたところ、ある管理項目が6点連続上昇傾向にありました。現場にフィードバック(情報提供)するだけではなく、自らその設備に行き、異常がないか設備・治具の現物確認をしたところ、スライドが消耗していることが判明しました。その後、通常その設備を使っている従業員とともに、この結果をもとにディスカッションしました。これにより情報共有・人材育成を同時に実行しております。

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2つの課を統括する品質保証部では、品質会議、品質パトロール、設備保全、測定機の校正、定期検査(6か月間加工していない製品については初物対応)等様々な業務に対応することはもちろん、現場から上がってきた些細な情報(いつもとちょっと違うように感じたことなど)の対応窓口となるなど、品質のトータル管理(結果も大事、プロセスも大事)を目指して日々業務を行っております。

昭和60年のQCサークル大会で挨拶する曽田國忠専務(当時)

現在のQCサークル大会

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